ところてんができるまで

採る

最高品質を誇る神津島の天草のなかでも、最も上質とされる荒目一等を使用します。岩場や貝類などに根を張り、鮮やかな赤紫色に成長した天草を人間の手で一つ一つ丁寧に採取します。

洗う

天草に付着した砂やエビ、貝のかけらを手作業で洗い落とします。 天草本来の持つ香りだけを抽出するため、この作業を干す行程とあわせて3~4回繰り返し、丁寧に不純物を取り除きます。

干す

水にさらした天草を天日乾燥させ、浸透した塩分を抜き取ります。赤紫色が退色して、金色に変わるまでおよそ10日前後。その間、均一に天日があたるようひっくり返したり、雨にぬれないように取り込んだり。春、夏の収穫時期は、空を見上げながら過ごす日々が続きます。

煮る

ところてんの成分の98%から99%は水。 そのため使用する水が味に大きく作用します。 東京都の銘水57選にもえらばれた地元の銘水で、 熟成された天草を焦がさないようにかきまぜながら煮込むこと4時間。じっくりと成分を抽出します。

固める

ところてん成分が十分溶け出し黄金色に変わったところで火を止め、煮だした天草をしっかり濾します。型に流し込んだあとは常温で。風通しの良い場所で一晩かけてゆっくりと固めます。完成まであとすこし。

完成

固まったところてんを150gづつにカット。ところてん付きで麺状にするのもひとつひとつ手作業です。最後に酢とあわせてパックしたらすぐに発送。午前9:30に出る1日1便の船に詰め込まれ、お客様のもとに届けられます。